Appendix

デザイナー:村越淳

素材:木材(ホワイトアッシュ)
プロセス:轆轤(ろくろ)挽き後に、別手段を用いてさらなる切削加工を行い、異質な形状を突出させる。

 

 

轆轤挽き、木材の塊から削り出していくその原始的でもあるプロセスは、生み出された形状に制作過程の痕跡を残す。現代の技術である3Dプリンタがプラスのプロセスならば、伝統的な轆轤挽きはマイナスのプロセスと言える。本プロジェクトは、プロセスを想起させる形状の中に突如として現れた異質な形状が、プロダクトの印象・価値にどのような影響を及ぼすのか実験的に探索する。マイナスのプロセスに抗うプラスの形状は、あらゆるコスト以上の価値を生み出せるのか、本展示を通じて明らかにしていく。



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