Weaving Porcelain


デザイナー: 工藤健太郎
素材: 磁器
技術: レースに直接泥漿を染みこませて焼く事で磁器化出来る瀬戸で100年続く技術
プロセス:様々な対象に泥漿を染みこませて試作した結果、古着のニットに行き着きました。

素材単体での表情は然ることながら、それを既成の物にプラスする事で意味や価値が変わるような試みが出来ないだろうか。今回は、瀬戸のレース人形の技術を用いて、古着のニットを裁断し磁器化しました。この技術の特性は、対象に直接泥漿を染み込ませて焼く事で型を作らずに細かい模様をそのまま磁器化出来るという点と、素焼きした別のものに後付けして焼く事が出来るという点にあります。型で作られた均一的な量産品と、一点一点表情の異なる手作業を紡ぎ合わせる事で、プロダクト単体の表情を変化させることができるだけでなく、量産とは異なる制作課程の可能性をも広げていく事が出来るのではないかと考えています。
協力:株式会社フォグデザイン

展示:

Experimental Creations at VENTURA LAMBRATE: Material Experiments
Experimental Creations at VENTURA LAMBRATE: Material Experiments
Experimental Creations #002
Experimental Creations #002



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