Deeper Paper

 

デザイナー:江口海里

素材:牛乳パック、食品廃棄物(オレンジの皮、アボカドの皮、茶葉、たまごの殻、もみがら、コーヒーの出しがら、ヤシの繊維など)
プロセス:紙は牛乳パックを粉砕し水とミキサーで混ぜ、食品廃棄物も同様に粉砕し、紙を漉くタイミングで合わせると紙ができあがる。パルプモールディング成型は3Dプリンタで型枠を作り、紙を作るときの材料を型に流し込み、時間をかけて乾燥させて型から外すとできあがる。

 

世界的な問題として食品廃棄物があります。その問題を恒久的に解決するために、新しい紙のマテリアルとして使用する事を考えました。日本には遥か昔から紙を使う文化が存在し、それに伴い紙を漉く(すく)という生産プロセスがあります。食品廃棄物を紙に混ぜる事で、様々な風合いの紙ができ、それぞれの効果効能を期待するものでもあります。その触感、香り、強度と脆さを体感してください。



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