塗布成形

デザイナー:松田優/谷雄一郎

プロセス:布素材を成形型に固定し、染料/顔料を塗布。着色後、硬度に優れるポリエステル塗料を布素材に塗布し乾燥・硬化させ、任意の形状を成形する。

制作協力:株式会社ピアックス

 

塗装という技法は、本来表面処理として外観向上や耐久性向上を目的として行われるが、同時に液体の樹脂が霧状に吹き付けられることにより、質量のあるソリッドとしての樹脂塗膜が存在している。そこで塗装(=塗布)を樹脂成形技法の一種と捉え直すことで、塗装の新しい可能性を模索した。 塗布部分は着色されると同時に強度が与えられるため、「グラデーション」や「マスキング」といった塗装の技法がそのまま強度の”変化”や”差”として現れるオブジェクトを制作した。



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