R-FRP

デザイナー:kamina&C

素材:レザー・フェルト・フェイクファー・レジン

プロセス:レジンを繊維素材の裏面もしくは一部に塗布する。塗布の量・場所を使う繊維素材によって調整することで、繊維素材の様々な表情が生まれる。

FRPとは通常、ガラス繊維などをプラスチックの中に入れて強度を向上させた複合材料のことである。一般的にFRPで作られた物は強度はある一方で無機質で冷たい表情が画一的な印象を与えてしまいかねない。今回実験したR-FRPはガラス繊維以外の繊維状の物でプラスチックとの複合材料を開発しようという試みである。使う繊維のテクスチャーを活かすために、繊維素材をプラスチックの中に封入せず、まるで何も加工されていない素の状態のように表情を保つことを目指した。「raw」と「強度」という、相反する要素が一つになった時、人々は不思議な感覚を覚えるだろう。



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